北海道で注文住宅を建てるときのポイントを、失敗例とその対策からチェックしていきましょう。具体的な情報を得ると、より自身の家づくりに反映させやすいのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
北海道で家を建てる場合、積雪量の多さに気を付けましょう。他の地域と同様な設計をしてしまうと、ドアや窓の凍結や最悪の場合家が潰れてしまうケースも。そのため、雪の重みに耐えられるような設計が大切です。
たとえば、屋根の角度を急にして雪が積もりにくいような工夫を施せば家に雪がどんどん積もっていく状況を防げます。この場合、屋根の下に雪が落ちることを想定して、必要なスペースを設けておくのを忘れないようにするのがポイントです。
雪対策の設計と、理想のデザインをうまく組み合わせて満足のいく住宅を目指しましょう。
北海道では寒さに対する対策も重要です。一度設計を誤ってしまうと、冷えやすい家になり快適に過ごせないうえに電気代がかさんでしまうことになりかねません。
そのための対策として、北海道では窓のガラスや玄関を二重にするなど、他の地域ではあまり見られない設計が採用されています。こうすることで、外の冷たい空気が室内に入り込まない環境を作れます。
暖房器具の効率を高めてコストダウンを図るためにも、あらかじめ専門家に相談をしながら一緒に設計していくのがおすすめ。さらに、暖房による空気の乾燥にも対応できるような造りにするとよいでしょう。
注文住宅は自由に設計に携われる分、理想を詰め込みすぎて予算オーバーしてしまうケースがあります。目安となる坪単価のみ参考にして予算を組んでしまうと、その他の家づくりにかかわる費用が組み込まれないためオーバーしやすくなってしまいます。
さらに、家を建ててからの費用も含めて考えないでいるとローンと共にメンテナンス代も加わってくるため、家計に影響を及ぼしかねません。
たとえば、小さな子どもがいる家庭であれば家の汚れが目立ちにくい素材を選んだり、日々の掃除をしやすい設計にしたりするなどの工夫が大切です。
冷暖房効率を高めるにおいて、断熱性や気密性に着目する方は少なくないでしょう。しかし、一見魅力的な開放感のある間取りにも注意が必要です。
例えば、広く確保したリビングや階段、大きな窓や吹き抜け、スキップフロアなどの設計を考えてはいませんか?気持ちよく快適に過ごせる間取りではありますが、広い面積を確保できる分冷暖房が効きにくくなってしまいます。特に北海道は暖房を使うことが多い気候なので、光熱費がかさんでしまうことにも繋がります。
理想の家と性能の両立のため、開放感は保ちつつも性能の高い設計を共に考えてくれる工務店を選択しましょう。
注文住宅は、自分の理想の家のためたくさんの要望を詰め込んでしまいがち。楽しく家づくりを進めていくのはもちろんですが、見落としがちなポイントも事前にチェックしておくことが大切です。
具体的な失敗とその対策を参考にして、後悔のない家づくりをしましょう。北海道で注文住宅を検討しているなら、省エネ性能が優れていて土地探しからサポートしてくれる工務店を選ぶのがおすすめです。