家を建てるために欠かせないのが土地。希望の土地が見つかったら即契約…という方もいるかもしれませんが、契約にあたってはいくつか注意したいポイントがあります。ここでは、土地の売買契約前に覚えておきたい注意点を4つご紹介します。
売買契約書にサインする前に、購入する予定の土地の情報を確認しておきましょう。土地の広さや形状はもちろん、建ぺい率や容積率、建築制限の有無をチェックする必要があります。
これらは、建てられる家の大きさに影響しますので、入念に確認することが大切です。通常は購入申込前に確認を済ませますが、売買契約前も再確認が求められます。確認を怠ってしまうと、後でトラブルになってしまう可能性もあります。どのような家を建てられるのかをしっかりとイメージし、問題がなかった場合のみ売買契約を締結しましょう。
手付金の額や仲介手数料の有無を聞いておきましょう。土地の売買契約を結ぶ際には、購入の意思表示のために手付金を支払うのが一般的です。また、場合によっては仲介手数料も必要になります。
土地の手付金は上限が定められており、代金(販売価格)の20%までとなっています。このため、土地価格の20%が一つの目安といえますが、実際は不動産会社によって異なり、20%を下回る場合もあります。
一方の仲介手数料は、売買契約の状態によって有無が変わります。仲介手数料が必要な取引もあれば、不要な場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
重要事項説明書や、売買契約書の内容も入念なチェックが必要になります。契約書などをあまり読まない方は多いかもしれませんが、土地は大きな買い物です。契約内容を十分に確認しなかった結果、認識の違いからトラブルになる可能性もゼロではありません。買い手側にとって不利な契約条件が設けられていないか、時間をかけて確認することが重要です。
土地の売買契約書には、解約に関する条項も記載されています。認識の違いが生じたなど、解約が必要になった場合に備え、必ず確認しておきましょう。もし契約内容で不明点があったら、担当者に説明を求めることも大切です。
代金の決済や、土地の引き渡し時期についても確認をおすすめします。これらは売買契約書にも記載されていますが、 ローンの融資の実行タイミングは申込状況によって異なります。そのため、代金決済のタイミングについて、問題がないか確認しておきましょう。
土地の引き渡しは、通常なら代金決済後に行われますが、売り主の都合で時間がかかる可能性もあります。もし引き渡しに時間がかかるようであれば、スケジュールに影響が出ないよう、売り主と交渉してみるとよいでしょう。
土地を契約する前には、いくつも確認するべき点があります。後々トラブルにならないよう、契約内容はもちろん、土地の状態や手付金・仲介手数料の有無なども確認しておきましょう。
トラブルを回避したい方は、土地探しから対応してくれる工務店へ相談するのもおすすめです。土地契約までしっかりとサポートを受けられるでしょう。