北海道の土地相場は、エリアによって大きな違いがあります。ここでは、北海道の地価が高い自治体を10位まで紹介しています。平均地価も掲載していますので、注文住宅の土地をお探しの方は、参考にして頂けたらと思います。
北海道でもっとも地価が高いのは札幌市です。(2022年8月調査時点)札幌市は、北海道の経済・商業中心地であり、札幌都市圏を形成しています。2022年の宅地の坪単価は564,061円で、地価平均は2015年頃から上昇傾向にあり、根強い住宅ニーズがあることが伺えます。
北海道で2番目に地価が高い倶知安町。(2022年8月調査時点)2022年の宅地の坪単価は299,504円となり、前年より5.77%上昇しています。倶知安町は北海道新幹線の駅があり、高速道路の開発も進められています。年々交通利便性が高まっており、地価上昇に寄与していると考えられます。
函館市は、北海道で3番目に地価が高い自治体です。(2022年8月調査時点)函館市は、道南地方の主要都市であり、北海道でも有数の人口を抱えています。2022年の宅地の坪単価は166,906円で、前年度より若干下落しています。公示地価は微増と微減を繰り返しており、2011年からは1平方メートルあたり5万円台で推移しています。
北海道で4番目に地価が高い千歳市(2022年8月調査時点)は、北海道の玄関口である千歳空港を擁しており、近年は札幌市のベッドタウンとして発展しています。2022年の宅地の坪単価は118,283円ですが、2018年頃から土地価格は上昇傾向にあります。
北海道で5番目に地価が高い自治体は小樽市です。(2022年8月調査時点)小樽市は観光地として人気がある一方、鉄道で札幌市まで数十分という地理的な近さが特徴。2022年の宅地の坪単価は115,695円ですが、近年は微増か微減で推移しています。
江別市は、北海道で6番目に地価が高く(2022年8月調査時点)、近年地価が上昇傾向にあるエリアです。2022年の宅地の坪単価は111,642円で、前年から15%以上も上昇しました。公示地価は、2018年までは下落基調にあったものの、2019年には上昇に転じています。今後の動きに要注目です。
北海道で7番目に地価が高い帯広市は(2022年8月調査時点)、2022年の宅地の坪単価が109,276円となりました。他のエリアより手頃ではあるものの、前年から5.65%も上昇しています。江別市と同じ傾向があり、2018年から公示地価が上昇に転じています。
北広島市は、北海道で8番目に地価が高く(2022年8月調査時点)、2022年に大幅な伸び率を記録しました。2022年の宅地の坪単価は103,940円で、前年から18.30%も上昇しています。宅地のニーズが考えられますが、まだ土地価格は手頃な範囲といえます。
北海道で9番目に地価が高い自治体は恵庭市です。(2022年8月調査時点)2022年の宅地の坪単価は93,553円で、前年より15%以上上昇しています。恵庭市は札幌市に隣接しており、札幌のベッドタウンとして発展しています。そのため、宅地の需要も増え、地価が上昇傾向にあります。
旭川市は、北海道で10番目に地価の高い自治体です。(2022年8月調査時点)2022年の宅地の坪単価は90,115円で、前年と比べてほぼ横ばいとなっています。旭川市の公示地価は、1999年頃から下落傾向にあります。しかし、その分宅地の土地相場も下がっており、手頃な坪単価となっています。
北海道の地価が高い順に10位までご紹介しましたが、エリアによって土地相場や地価の推移・変動率が異なります。住みたいエリアが決まったら、相場を参考に土地を探してみましょう。
もし注文住宅の土地を探すのが面倒だと感じた場合、土地探しからサポートしてくれる工務店に相談してみるのがおすすめです。希望条件に合った土地を代わりに探してくれるため、自分たちで探す手間を省けます。よい土地が見つからない時は、相談できる工務店などを探してみてはいかがでしょうか。