建売とは異なり、注文住宅は土地探しから始める必要があります。「建ててみたけど何か違う…」と後悔しないよう、自分たちの理想の土地を見つけましょう。ここでは、注文住宅の土地探しのポイントを4つご紹介します。
土地探しを始める前に、希望の条件と予算を明確にしておきましょう。
最初に地域や土地の広さ、交通アクセスや周辺環境など、自分たちが求める条件を明確にするのがおすすめです。最寄り駅・バス停や、小中学校や病院までの距離などの条件を決めましょう。条件を決めたら優先順位を付け、理想の暮らしを思い描くことが大切です。
予算も決める必要があります。全体予算から建物価格を差し引き、どの程度までなら出せるか決めましょう。もし悩んだら、注文住宅会社へ相談するのもおすすめです。希望条件や予算を決めたら、条件に合った土地を探しましょう。
希望条件に合う候補が見つかったら、立地と周辺環境をチェックする必要があります。これらは生活利便性に影響するため、特に重要です。最寄り駅やバス停からの距離はもちろん、商業施設や医療機関の場所、学校までの距離などを確認しましょう。
その土地に隣接する建物の状況も確認が必要です。日当たりや風通しに関わりますので、しっかり調べておきましょう。
人通りや街灯の数も確認をおすすめします。もし人通りがまばらで街灯が少ない場合、防犯面を重視して住まいを設計する必要があります。
災害に備えるなら、地盤や地質もチェックしておきましょう。北海道は地震も多く、大きな揺れに見舞われることもあります。もし地盤が軟弱だった場合、建物にも影響が及びかねません。立地によっては、液状化するリスクもあります。地盤が弱い時は、地盤改良工事が必要です。
また、土地の場所が低く、周囲に河川があると、水害に見舞われる可能性も。周囲に氾濫しそうな河川はないか、ハザードマップの警戒区域に入っていないか、しっかり確認しておきましょう。
建ぺい率と容積率も確認が必要なポイントです。これらは建てられる注文住宅の広さ・大きさに影響します。
建ぺい率は、敷地面積に対する建物の面積の割合です。例えば、土地の広さが100平方メートル、建ぺい率が60%の場合、建物の面積は60平方メートルです。
容積率は、敷地面積に対する建物の延床面積の割合です。土地の広さが100平方メートル、容積率が110%の場合、建物の延床面積110平方メートルとなります。
ただし、建築制限には注意しましょう。土地によっては、高さや道路斜線など、さまざまな規制が設けられています。建築制限によっては、建てられる住宅のデザインや間取りに影響が及びます。
理想の注文住宅を建てるなら、土地探しに注力することが重要です。条件や予算を決めたら、立地や周辺環境などを調べ、災害リスクを評価してみましょう。建ぺい率なども確認すれば、建築可能な住まいの大きさや間取りも把握できます。
しかし、理想の土地を自分たちで探すのは大変です。注文住宅を検討するなら、土地探しからサポートしてもらえる工務店などへ相談してみましょう。